虫歯
今回はどうして虫歯になるのか
についてです。
私たちのお口の中には数百種類以上
のさいきんが住みついています。
特にミュータンス菌は歯の正面に
強く付着する性質があり
ショ糖などを原料にして強い酸を
出すことが知られています。
歯の汚れ歯垢(プラーク)は、
食物の残りかすと細菌の魂で一度
歯にくっつくと簡単には取り除け
なくなります。
歯の表面のエナメル質は非常に硬く
普通の食べ物などでは溶けません
しかし、プラーク中の
ミュータンス菌がショ糖などを
分解して作る強い酸には溶け出し
ていきます。
この病気が虫歯です。
虫歯は初期には痛くありませんが
放っておくとどんどん穴が大きく
深くなり菌が歯の神経まで
届くようになるとアイスクリーム
などの冷たいものがしみたり、
みそ汁などの熱いもので歯が
うずいたりします。
さらに放っておくと歯はボロボロに
なり黒く変化して歯茎が腫れたり
夜眠れないくらい激しい痛みが
出たりします。
つまり、虫歯とか細菌が歯を食い
破りながら体の中に侵入していく
感染症なのです。