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2014年8月21日

口腔ケア

口腔ケアに関して
口腔ケアって何?
 口腔ケアとは歯や歯茎、舌、頬粘膜、口蓋粘膜、義歯などにある汚れ
(歯垢、歯石、食物残渣など)を除去し、お口の中を清潔に保つようにしたり、嚥下(飲み込み)の訓練をしたりする事により、お口の中の病気を予防し、健康を保持、増進したり、生活の質を高めたりするものです。無題4.jpg

歯のある場合では歯垢を取ることにより、虫歯や歯周病の予防になります。
また、義歯の場合は汚れることにより義歯性の口内炎になったり、カンジダ症になることを予防します。

歯が無かったり、お口で食べていない場合は口腔ケアをしなくていいのでしょうか?
お口の中の汚れは全身疾患の原因になっています。また、お口で食べていなくても胃の方から栄養剤や胃液が逆流したり、痰などが溜まってきますので必要です。

全身との関係でまず上げられるのは誤嚥性肺炎です。これは、お口の中の汚れが、胃に入らずに肺に入ってしまうことにより肺炎を起こしてしまうものです。このことは老人や嚥下機能の悪い人には高率で起こります。
また、お口の中のばい菌により心筋梗塞や糖尿病になりやすくなります。

口の中が汚れていると口臭の原因になります。特に舌の汚れは原因となり、それを取ることにより部屋の匂いがなくなることが多くあります。

また、老人になって唾液腺が弱くなったり、薬の影響や口をあけて寝ることが多くなったりして、ドライマウス(口腔乾燥)を起こすことが多いです。ドライマウスになると食べにくくなったり、カンジダが増えたり
唾液による自浄作用がなくなったりします。

他にもありますが以上のようなことを考えると口腔ケアは重要なことだと思われます。


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