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2014年11月21日

ケース2
A市Tさん
『治療する前はそんなに痛くなかったけど、根っこの治療をしたら、痛くなって腫れてきました。治療が悪かったのでは?!』

神経が死んでいると、たとえ歯の内部や歯根の先に膿がたまっていて深刻な状態になっていても、炎症が慢性化し自覚症状がないという場合があります。その歯の治療を開始した事で器具の刺激や酸素を送りこまれ、根っこの先から外に押し出された細菌が一過性で活発になり膿や腐敗ガスを出します。すると周囲の組織が圧迫され激しい痛みを感じる場合があるのです。
お薬を処方したり、仮の蓋をせず圧力を逃したりさまざまな方法で対処していきます。
根っこの治療はとても繊細です。歯の状態が悪ければ悪いほど痛みを感じたりしやすいですし、時間もかかります。その為途中で治療をやめてしまうかたもおられますがそれこそ悪循環。歯は確実に悪化してしまします。不安に思う事はどんどん聞いてください。そして他の健康な歯がこうならないようにケアしていきましょう。
高野

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井上歯科 院長 井上秀彦

井上歯科
www.inoue-dentalclinic-coming.jp
院長 井上 秀彦

【略歴】
昭和57年
大阪大学歯学部卒
同保存科 入局

昭和58年
同助手

昭和60年
堀坂歯科医院
ニット健康保険組合等勤務

平成元年
3月3日 井上歯科 開院