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2026年8月 4日
インプラント

当院のインプラント治療では、天然歯のような自然な見た目と、失った歯の機能をできる限り取り戻すことを目指しています。しっかり噛んで食事を楽しめることは、お口の健康だけでなく、生活の質(QOL)の向上にもつながります。
まずは、インプラントの仕組みや特徴、ほかの治療法との違いについて、わかりやすくご説明します。
インプラントとは?

インプラントとは、顎の骨に埋め込む人工歯根のことです。歯周病や事故、先天的欠損など、さまざまな理由で歯を失ってしまった場合の治療法のひとつで、歯を失った場所にインプラント体(人工歯根)を移植して、歯の機能を回復する治療法です。使用するインプラント体はチタンまたはチタン合金製で骨に定着しやすく、生体親和性や強度に優れています。
インプラントの構造

基本的に、あごの骨の中に埋め込まれる歯根部(フィクスチャー)、インプラント体の上に取り付けられる支台部(アバットメント)、歯の部分に相当する人工歯(上部構造)の3つのパーツから構成されています。フィクスチャー、アバットメントの材質は生体親和性の高いチタンまたはチタン合金で、上部構造は、セラミック、レジンなどがあります。
インプラントのメリット・デメリット
インプラントは、土台となる歯根から回復するので、安定感が得られます。違和感や異物感に悩まされる事もなく、しっかりと噛める自然で美しい歯を再現することが可能です。また、インプラントの歴史は古く、すでに40年以上の実績があります。手術が必要ですが、歯を失ったあとの第一選択としてインプラントを選ぶ方が増えています。
他の治療法との比較
| 治療法 | インプラント![]() | ブリッジ![]() | 入れ歯![]() |
|---|---|---|---|
| 特徴 | 人工歯根を埋め込む | 隣の歯を削り連結 | 取り外し式プレート |
| メリット | ・力強く噛める ・隣の歯を傷つけない ・自然な見た目 | ・固定式で装着感が少ない ・保険適用可 | ・多数歯欠損の対応 ・保険適用可 |
| デメリット | ・外科手術が必要 ・治療期間がかかる ・費用がかかる | ・支台歯を削る ・支台歯に負担がかかる | ・異物感がある ・手入れが必要 ・骨が吸収しやすい |
当院のインプラント治療の特徴
【特徴1】当院が使用しているインプラントシステム

1940年以降近年も研究開発が進んでいるインプラントシステムですが、現在ではチタンを利用した歯根形状が多く存在し、長さや形、太さなどメーカーにより異なるものが多いです。症例により形も異なります。現在国内外を合わせると200社以上のインプラントメーカーが存在します。
・ストローマンインプラント
当院では、スイスに本社・製造拠点を置く、世界シェアナンバーワンを誇るストローマンのインプラントを採用しております。同社のインプラントは、これまで世界70ヶ国以上で500万人を超える患者に累計1,300万本以上も埋入されてきた実績があります。その歴史は長く、1960年代に大学病院と連携して歯科用インプラントの研究・開発に着手し、今日まで50年以上にわたってグローバルリーダーとして業界を牽引しています。。
【特徴2】インプラントオーバーデンチャー

インプラントオーバーデンチャーは、インプラントを利用した入れ歯で、まずインプラント体を埋入し、その上から入れ歯を装着する方法です。通常の入れ歯と同じように取り外せるのでお手入れが簡単で、高齢の方でも安心してお使いいただけます。また、短期間で治療が終わり、治療費用を抑えることができます。
特に残っている歯の本数が少ない方(2本以下)にお勧めする治療法で、通常2本程度のインプラント体の埋入手術を行い、取り外し式の入れ歯を作って装着します。インプラントにより入れ歯が固定するので、ズレや外れ、がたつきがなく、痛みを和らげて咀嚼力が向上します。また入れ歯が安定するため、会話でストレスを感じることが少なくなります。 当院では、治療開始前のカウンセリング時に、手術からメンテナンスまでの費用やお支払い方法について詳しくご説明しております。
※インプラントオーバーデンチャーは自由診療となります。
治療の流れ
【STEP1】審査・診断
インプラントを埋め込むアゴの形や噛み合わせを審査するため、お口の中の型をとります。アゴの骨の量や質を検査するためレントゲン撮影、またはCT撮影を行います。

【STEP2】手術
麻酔をかけて行いますので痛みはありません。骨を削りインプラントを埋め込み、蓋を取り付けます。骨の状態などによって、術式が異なります。
・1回法の場合
1回法の手術の場合は、大きめの蓋を取り付け、お口の中にその蓋が見えるようにして手術を終了します。

【STEP3】仮歯装着
仮歯を作り、実際に使用していただきながら形態や装着感などを確認します。噛み合わせや強度に違和感があれば相談の上、本歯の作成に向けてデータを集めていきます。

【STEP4】最終的な歯の装着
仮歯の装着で得た情報をもとに歯並びや色をチェックして最終的な本歯を作製します。作製した本歯を装着し、治療が完了します。
増骨手術の種類
「あごの骨の量が足りない」と言われ、インプラントができない場合もあります。実際、インプラントを埋め込む骨が十分にない場合、装着することは不可能です。
ただし、増骨手術を行うことによって、インプラントの装着が可能となる場合もあります。増骨手術は患者さまの状態などによって、いくつか方法があります。実際に手術が可能かどうかは、検査をしたうえで判断します。ご相談ください。
サイナスリフト
上あごの骨の厚さが5ミリ以下の場合に適応となる治療法です。
サイナスリフトは歯茎の頬側の部分を切開、骨を開窓して、上あご洞底粘膜を挙上し、できたスペース部分に骨補填剤を入れ、骨の再生を促す治療法です。
ソケットリフト
上あごの骨の厚さが4~5ミリ以上の場合に適応となる治療法です。
上あご洞底粘膜を、インプラント埋入部位のあごの骨の部分から挙上し、できたスペースに骨補填剤を入れ、骨の再生を促す治療法です。
ソケットリストはサイナスリフトと異なり、インプラント手術と同時に行えることがあり、身体的な負担を軽減できるケースもあります。
GBR法
あごの骨の高さや厚みが足りないときに行う治療法です。
インプラント体を埋め込んだ露出面に人工的な骨の代わりになる材料や自身の骨を骨が不足している部分に置いていきます。その上から人工膜で覆い、ピンで固定して骨が再生するまで4~6か月程度待ちます。インプラントとしっかりと固定したのを確認してから、人工歯をつけていきます。
いずれの治療法についても、患者さまの状態を詳しく検査した上で骨再生が可能かどうか担当医師が判断いたします。
メンテナンスについて
インプラントの術後の感染を予防するため、口腔内全体のプロフェッシヨナルクリーニング(PMTC)を1,2ヶ月に1回行っていきます。また、少なくとも、6ヶ月に1回はレントゲン写真などを撮影し、インプラントの状態を精査する必要があります。
アフターケア・注意事項
・インプラント周囲炎(歯周病と類似の炎症)の予防には、ご家庭での丁寧なブラッシングと歯科医院での定期メンテナンスが必須です。
・喫煙・過度の飲酒は治癒を妨げますので、術前・術後1週間は控えてください。
・持病(糖尿病・骨粗鬆症など)がある場合は、事前にかかりつけ医と連携します。






